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ドイツ銀行発クロッキーモデルを使うオールカントリー高配当(世界好配当)投信を調べてみた
本日リリースされたオールカントリー高配当という投信と中身のCollis Trust-CROCI AC Dividend Equity Fund
が気になり調べてみました。
最近NVIDIAを部分売却した分で、[VYM]Vanguard High Dividend Yield ETFを買っていたので、高配当系にマネーが集まるんじゃないかと思って丁度アンテナが高くなっていたところに、この投信がリリースされたので調べてみました。ちなみに高配当に注目している理由は以下です。
- AIというメガ投資テーマが減速し、この規模の投資マネーを吸収できる別のメガテーマがなくマネーが浮いている
- 米国利下げで投資全般の期待利回りが下がる分、高利回りのメリットが改めて目立ちやすくなった
- 不況相場が意識される局面で、高利回り≒割安銘柄であり株価下落への耐性がある
世の中も一旦この高配当株に逃げておく機運は高まっているのか、本日も気になる記事がありました。
高配当だから優良銘柄というわけではなく、高利回りになったのは悪材料から株価下落した結果というパターンもあり、高利回りを何でもかんでも良しとするのは危険。この高配当が続けられるのか見極めるのが大事だよね、という記事でした。その核心的な部分は実際どうするの?と深堀りしたかったところ、丁度同様のテーマ投信がリリースされたので、学べるものがないか覗いてみました。
結論ですが、中身全然分からん。購入手数料高い。という感じでした。分かったことだけでも書いておきます。
- Collis Trust-CROCI AC Dividend Equity Fundという投信の中身や、指数の計算の定義が分からない。ググるくらいでは、スマートベータなのかファンドマネージャーの目利きで選んでいるのかどうかさえ分からずブラックボックス。
- UKモーニングスターで
croci
と探すと色々なCROCI指数が見つかるも、AC Dividendというのは見つからない。Morningstar Financial Research, Analysis, Data and News - 一方、同社はCROCI Global Dividendsという指数もリリースしており、これとの違いが分からない。また、この指数を使った投信は既にリリースされていた。世界高配当株セレクト(目標払出し型)毎月決算・為替ヘッジなしコース|ファンド情報|アセットマネジメントOne。トラックレコードは良好で、5年間で+83%、最高+99%をマークしている。購入手数料3.85%、信託財産留保額0.25%、年負担1.943%\(^o^)/
- DWS Invest CROCI Global Dividendsというものもあり、構成銘柄トップが大きく異なるので別投信と思われる。
- 2021年は日本株比率がかなり上がっており興味深い
- DWS Invest CROCI Global Dividendsというものもあり、構成銘柄トップが大きく異なるので別投信と思われる。
- AC(オールカントリーの略とみる)ではなくUS(米国)バージョンの投信は既にローンチされていた。【投資信託】米国好配当リバランスオープン(年4回決算型)|資産運用のご相談なら岡三証券
- 同系統の投信としてはブラックロック世界好配当株式オープン | 投資信託 | 楽天証券というものがあり、パフォーマンスは良好。5年間で+89%、最高+108%をマークしている。ベンチマークとして代表的なオルカンは5年間で+22%、最高値+58%(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 投資信託 | 楽天証券)なので、世界高配当株セレクトよりも良い。購入手数料無し、年負担1.298%。リバランス売買が発生するし、多分ファンズオブファンズなので、これくらいは仕方ないのかなぁ。
CROCI AC DividendはGlobal Dividendsとほぼ同等とみなすなら、手数料低い分くらいアウトパフォーマンスしてるブラックロック世界好配当株式オープンを買うのが良いのかなと思いました。肝心の結局高配当株見極めナレッジは得られず。年負担の手数料が大きいので、なんとか内製したい。
CROCI使う投信はドイツ銀行にめっちゃ足元見られて手数料設定させられている気がするなぁ