My kindle library and highlights

Follow @umihico Star Issue

cover_img

Author:尾原 和啓

Title:どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール

Date:月曜日 2月 11, 2019, 43 highlights

@12
「日本で会社をつくっても、ゲームメーカーがたくさんあって、エンジニアも集めにくい。でもスイスにいれば、『きれいな空気を吸いながら美少女ゲームをつくれるなんてサイコー!』というエンジニアが集まってくれる。だから日本には行かないんだ」 好きなところに住んで、気の合う仲間とゲームをつくって、それを地球の反対側の人に届ける。インターネットを活用することで、十分にビジネスが成り立って
—-

@92
100歳まで生きる社会が現実になれば、 80 歳程度の寿命を想定していた従来の就職や転職の仕組みも大きく変わらざるを得ません。「最初の 20 年で学び、その後 40 年働き、残りの 20 年は引退生活で自分の趣味を楽しむ」という前提が大きく
—-

@220
あなたが新しい職場に馴染みにくいと感じるとしたら、それは自分で勝手に「壁」をつくっているだけではないでしょうか。その「壁」を壊すのは簡単です。 ひたすら相手のためになることをギブし続ける
—-

@235
トラブルの最前線はさまざまな問題が凝縮しているので、貴重な経験を積むことができます。現場が混乱しているときほど、肩書や地位に関係なく、どんどん実行した人が
—-

@261
いまはネットで調べれば、たいていの情報は手に入ります。自分だけが知っていることなんて実はほとんどないことがわかるし、自分が思いつくようなことは、世界中で1000人は思いついていると思ったほうがいい。そうなると、自分が隠しても誰かに先にやられてしまう可能性が高いの
—-

@297
グーグルが登場したのは、1999年頃のことです。検索の主流がディレクトリ型からロボット型に切り替わるタイミングでした。何より衝撃を受けたのは、検索結果が表示されるまでの速さです。たとえば、「尾原和啓」でググると、「約30800件」ヒットして「0・33秒」かかったと表示され
—-

@329
グーグル検索の「ページランク」のアルゴリズムは、被引用数によって学術論文を評価するシステムをもとにつくられ
—-

@504
リクルートではゴルフにたとえて「OBゾーン」と呼んでいました。自分たちにとってのフェアウェイをキープして、 たとえどんな誘惑があっても、OBゾーンには手を出さ
—-

@647
転職などで職場が変わるときや、新しいクライアントと仕事をするときは、「○○○ができます」「 △ △ △ が得意です」と自分からアピールするよりも、いったん相手に値踏みをさせて、それをいい意味で裏切ったほうが、そのあとの仕事は断然やりやすくなることがわかります。
—-

@652
あれもできます」「これもできます」と言っておきながら、あとから「やっぱりできませんでした」というのでは、事前の期待値が高かった分だけ、単なる失敗よりも相手が受け取る印象は悪くなってしまいます。
—-

@662
エクスペクテーション・マネジメント(期待値管理) と呼びます。 お客様の期待値と実際の体験の「落差」が大きいほど、驚きは大きく、満足度も高くなります。一方、事前に期待値が高まりすぎると、「落差」ができにくく、驚きや感動を生むのが難しくなります。かといって、期待値が低すぎると、そもそもお客様を惹きつけることができません。
—-

@745
グーグルでは「自分はなぜ、その行動をするのか」という合理的説明を「ラショネール」と呼んでいました。 何か新しいことを始めるときに、「なぜそれをするのか」を合理的に説明できれば「やってよし」というのがグーグルの文化です。
—-

@880
ところが、「結婚」でググっても、次に何を決めればいいかわかりません。そこで「ゼクシィ」で検索すると、結婚にまつわるすべてを教えてくれます。しかも、自分に合った幸せな結婚式まで提案してくれるのです。 いまでも「ゼクシィ」は、結婚を検討しているカップルの 96%が選択する雑誌です。つまり、「結婚」といえば「ゼクシィ」を思い浮かべる人が9割以上いるということです。こうした状態を「純粋想起」 と言います。
—-

@954
バランスがとれるのは、メンバーが5人まで。 5 人までなら、みんなだいたい均等にしゃべってくれます。
—-

@960
5人ずつテーブルを分けて、それぞれ 10 分で結論を出してもらいます。次に、全員をシャッフルして、もう一度5人ずつのテーブルに分かれて 10 分で結論を出してもらうのです。この場合、5×5の後半戦のメンバーは全員違うテーブルから集めます。そこで、「前半の結論はこうなりました。ぼくはこう思います」と5人全員が発言してから議論を始めてもらえば、前半戦の結論を踏まえて、さらに議論を深めてもらう
—-

@968
ポイントは、 会議では「事」と「人」を切り分ける ということです。これは、「誰が言っているのか」ではなく、「何を言っているのか」で判断する、ということでもあります。とくに日本人は、議論しているはずなのに「事」を語らず「人」で語ってしまうというミスを犯しがちです。
—-

@981
ピントが外れたおバカな発言も、「そんな考えもあるよね!」とまずは受け入れる。こうした雰囲気からもたらされる参加者の安心感を、グーグルでは「心理的安全性」 と呼んで重視しています。「
—-

@990
人が妬むのは、「自分にはできない」というあこがれの裏返しでもあります。なぜかやたらと金回りがよくて派手好きで女性にもモテる男が妬まれやすいのは、全部、男の願望の裏返しだからです。
—-

@994
ぼくは世界中を訪れていますが、たいていの方には、「あんな生き方したくない」というレベルで激しく動き回っているので、ほとんど誰からも妬まれません。毎晩美女と高級レストランで食事をする写真を出していれば、妬まれるかもしれませんが、ぼくがアップするのは、各地で見つけたガジェットやへんてこなものばかり。だから、妬みの対象にならないのです。
—-

@1003
ゲーム画面から離れてリアルな人生になったとたん、ほとんどの人が正攻法でいきたがるのが、ぼくには不思議でしかたありません。 仕事はゲームと同じです。
—-

@1059
会議を議論しただけで終わらせないためには、必ず次のアクションにつなげる必要がありますが、これができていない会社が意外と多いのです。決まったことを確実に実行し、責任の所在を明らかにするためにも、「誰が」「何を」「いつまでに」実行するのかという3点セットを会議のたびにリストアップして、全員でこれをシェアすれば、「すみません。やっていません」という言い訳は通用しなくなります。
—-

@1074
100歳まで生きる時代に、 65 歳で引退して、余生が 35 年もあるなんて、生きがい的にも経済的にもナンセンスです。健康でいるうちは、できるだけ長く働くことが大前提です。
—-

@1078
今後 20 年以内に人間の仕事の半分が人工知能やロボットに置きかわるといわれる時代に、一生同じ会社にいる人は、きっと激レアな存在になるでしょう。
—-

@1105
最初から転職する気もないのに、面接を受けるのは問題だ」という理屈が成り立つには、「全員採用することはできないのに、面接を受けさせるのは問題だ」という理屈も成り立たないといけません。
—-

@1107
現実には、普通の人は仕事人生の中で2、3回しか転職しません。一方、会社は毎年採用し続けていて、向こうが断るケースが圧倒的に多い。それだけ情報が不均衡なのだから、個人の側も自分なりのやり方で不均衡を正そうとするのは、むしろ当然です。
—-

@1112
会社と個人はあくまで対等(フラット) で、お互いにメリットを提供し合う(シェア) 関係なのです。
—-

@1178
いまは個人が自分の本業のスキルを生かしてボランティアで社会貢献をする「プロボノ」が盛んになっています。
—-

@1273
個人的な動機からの、「この会社で自分のスキルや知識、人脈、外向きの肩書を手に入れたい」という手段としての転職があってもいい
—-

@1384
会社の評判も、ネットで検索すれば、一目瞭然の時代です。 だからこそ、「辞めた人間はもう二度とうちの敷居をまたぐな」という会社が少なくないのは、すごくもったいない
—-

@1445
iモードはスマホ以前の携帯電話ではじめて本格的にインターネットに接続したNTTドコモのサービスです。 当時はまだ「1パケット=128バイト」あたりの従量課金制で、メモリも2KB( 1 KBは 1 MBの 1000 分の 1) しかなく、プログラミング言語も簡単なHTMLしかなかったので、できることは限られていました。やりとりできるのはテキストデータとサイズの小さな目の粗い画像、それに単純な電子音くらい。逆に言うと、制御プロトコルから組み込みOS、その上に乗っているHTMLのプログラム、さらにそのサーバーの設定まで、ぼくはそのすべてにタッチすることができました。全部が小さいから、やる気さえあれば、一人で全部見ることもできるわけです。 ところが、いまモバイル業界に入ってきた人が「新しいサービスをつくれ」と言われたら、「どの部分をやるんですか?」と聞き返すでしょう。ソフトもハードも複雑になってしまった
—-

@1456
業界がまだ小さいときや技術の黎明期は、全体のサイズが小さいから、風船の周囲をぐるりと一周することができます。関係者がみんな見える範囲にいるので、一緒に業界を盛り上げていく同志のようなつながりもできるし、360度どの方向を見ても、誰が何をやっているか、だいたいわかるという状況になりやすいのです。 ところが、ビジネスが順調に立ち上がり、風船がどんどん膨らんでくると、風船の裏側で誰が何をやっているかは見えないし、全部わかるようになりたいと思って一周回ろうとすると、それだけで1年かかります。 最初からそこにいる人は、風船が大きく膨らんでも、どこで何がおこなわれているか、だいたい全部わかったまま成長できます。
—-

@1536
自分の時間の何割を「ライス ワーク(食べるための仕事)」に割いて、何割を「ライフワーク(生きがいとしての仕事)」のために使うのか
—-

@1653
楽天のお店は縦スクロールの思い入れたっぷりの商品説明に特徴があるので、あえてプリントアウトして、巻き物のようにして見せたら、マリッサ・メイヤーは「これはウィンドウショッピングなのね」と見事に言い当てました。つまり、 グーグル検索のように目的に一発でたどり着くことが必ずしもいいわけではなく、迷うことそのものがエンターテインメントになる ということです。効率化とは真逆の発想です。
—-

@1710
毎日1%ずつ改善していくと、1・01の365乗で、1年で 37・8倍くらいになります。それに対して、毎日1%ずつ力を抜いたとすると、0・99の365乗で0・026倍。つまり、1年で元の実力の 40 分の1まで下がってしまう計算です。つまり、1年で 37 倍成長するのと、 40 分の1まで退化するのと、どっちがいいですか、ということです。
—-

@1735
楽しいというだけで、ずっとそれをやり続け、どんどんそれが得意になる。得意になると、それをやるのが苦ではなく、 楽 になります。三木谷曲線の 99・5%の壁を軽々と超えて、残り0・5%の領域に踏みこんだ状態です。
—-

@1738
あなたが1時間でできることを、まわりの人は5時間、 10 時間かけないとできないかもしれない。そんなレベルになっているはずです。そして、自分は楽しているのに、まわりからは自然とありがたがられる。「有り難い」から「有難う」と言われる。
—-

@1750
誰かが考えた解決策を実行に落としこむのがエンジニアの仕事だと思っている人がたくさんいます。しかし、 グーグルでエンジニアにいちばん求められるのは、自ら解決可能な最大の課題を設定し、それを最後までやり抜く能力 です。
—-

@1860
スキル以上に大事なのは、その業界、そのプロダクトやサービスについての専門知識です。これを「エクスパティーズ」(Expertise) と呼びます。 たとえば、消火器を売るには、消火器の使い方だけではなく、消防法や保険の知識が不可欠で、「いまの法律ではこれだけ備えておけばOKだけれども、保険への申請を考えると、ここまで準備しておくと、万が一のときも保険金が下りやすくなるので安心です」といった説明までできるといったレベル
—-

@1938
ぼくがいつも赤いマフラーをしているのは、それがアイコンになると、「尾原といえば赤マフラー」と認知してもらえるからです。 「○○さんといえばワンコ」「ラーメンといえば○○さん」と認知されれば、それだけでコミュニケーションのハードルがグンと下がります。
—-

@1946
これだけソーシャルでつながれる時代に、会社を辞めたり、外国で暮らしたからといって孤独を感じるとしたら、それは自分が壁をつくっているケースが大半です。
—-

@2033
パチンコは 22 兆円の巨大市場です(2017年レジャー白書より)。最盛期の1990年代半ばには 30 兆円だったので、そこからは3分の2近くまで縮小しましたが、日本の国家予算が 98 兆円(2018年度の一般会計予算案) ですから、いまでも国家予算の5分の1以上もパチンコの市場規模があるということになります。
—-

@2037
同じ人が勝ったり負けたり勝ったり負けたりを繰り返して、儲けたお金をまたパチンコにつぎこんで、2周目、3周目、4周目……と全部売上に加算されていくからです。結局、一部の人たちのお金がグルグル回ることで、 22 兆円まで膨らんでいるわけです。実際に動いているお金はずっと少なくて、その 20 分の1とも言われています。
—-

@2063
ゲマインシャフトとゲゼルシャフトという社会学の用語があって、ゲマインシャフトというのは、「損得を考えず人のことを思ってよくする人」。それに対して、ゲゼルシャフトというのは、「利得のことばかり考えて、利得でしか動かない人」のこと。
—-