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Author:飲茶

Title:14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

Date:月曜日 11月 19, 2018, 29 highlights

@186
末人とは、宗教が崩壊してニヒリズムの時代が訪れたときに現れるであろう人種、すなわち「目的もなく、ただ穏便に寿命がつきるのを待つだけの人間」「半ば眠ったような薄ぼんやりとした意識の中で淡々と日常を生きる人間」の
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@227
ニーチェは、この「永遠の繰り返し」こそが死よりも強力な「最悪のニヒリズム」であると散歩中に気づい
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@266
無限の広がりを持つ宇宙」というのは、一定時刻を越えると「死の世界」となり、以降、その状態が無限に続くことに
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@303
「永劫回帰する運命を積極的に受け入れ、もう一度味わいたいと願えるような『今』を見いだし
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@406
たいていの人々は、「この今」「この瞬間」を見逃しながら生きている。それはなぜかと言えば、僕たちが採用している常識(生まれたときからあった考え方)が基本的に「未来」に価値を見いだすタイプのものであるから
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@654
「人間の精神(思考)は、脳細胞の機械的動作だけでは説明できません! 今の科学の常識を超えた未知の何かを持ち込む必要があり
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@692
歯車や電気回路や脳細胞をどんなに複雑につなげようが、絶対に解けないはずの問題を人間は「なぜか理解できてしまう」のだから、人間の「思考、知性、心、精神」は、単純な機械を超えた「何か」からできていなければなら
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@863
ヒュームは、まったく経験不可能な知識についても、実は既存の経験の組み合わせからでき上がっているのだと考え、神という概念も同様に、「複数の経験の組み合わせから生み出された概念(複合概念)」だと考え
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@868
「神なんてものは、親や王など絶対的な支配者についての経験が複合してできただけの人間の想像物にすぎ
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@917
「人間が何かに対して『正しい』と言うとき、その判断基準および根拠は、単に『正しそうだ』という『個人の気分』にすぎ
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@958
育ったときの家庭環境など)の違いによって幾何学や論理学の種類が分かれるなんて聞いたこともない
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@969
「『経験する』ということが成立するためには『時間と空間という概念』が前提として必要
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@1136
人間が到達可能な真理(たとえば、演繹法で導き出した三角形の面積の公式など)は、人間が持つ経験形式に依存して生じているものであるのだから、それは必ず「人間にとってのローカルな真理」にしかならない。
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@1200
カントは同様のテストを行い、次のような問題についても人間には解決不可能だと結論づけている。 「宇宙は分割不可能な最小単位(原子や素粒子など)から構成されているのか? それともそうではないのか?」 「人間に自由意志はあるのか? それとも物理法則どおりに動くだけの機械にすぎないのか?」 「すべての原因となる絶対者(神)は存在するのか? それとも存在しない
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@1572
「人間ひとりひとりが、自分の意志で自分の存在の仕方を変えられる『可能性』を持っており、人間とはこういうものだといった『一般化された言葉(すなわち本質)』に決して還元できない特別な現実存在で
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@1952
私たちは、自分自身で『人間とはこういうものだ』という意味を自分で決めて、自分の意志で『人間になる』の
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@2111
なんとなく勝手に動いていることがわかるのだから、それらもやはり「私ではない別の何かによって操られて動いている」と考えるべきである。そして、さらに突き詰めて言うならば……、僕たちの思考を生み出している脳だって、身体の一部なのだから、これも口や手足と同じようなことが言えないだろう
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@2219
「世界には最初から『特定のルール』が隠されており、人間は無意識にそのルールを選んだの
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@2358
「西洋人たちは、西洋文明が最高だと思い込んで、西洋という一個の視点や文化でしか物事を見ようとしないが、それじゃあダメだよ。物事を深く知りたければ、東洋や未開社会の文化や考え方にも、もっと目を向けなさい。そして、西洋文明を『多』の中のひとつとして位置付け、その『構造』を見つけ出し、広い視野で物事を理解しようとし
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@2401
すべての言語には『差異の体系』という普遍的構造が隠されて
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@3015
「資本主義社会は、すでに『生産時代』を終えて『消費時代』に移っており、しかも記号を消費する時代になったから破綻しないのだ」
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@3137
実体のない、見せかけだけの記号(高級感、お得感など、欲望を刺激するイメージを生み出す何か)が付与された商品は、無限に生み出すことが
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@3140
こうした経済活動の不毛さ、おかしさに気づく前に人間の寿命は尽きてしまう。だから、同じ経済活動が永遠に繰り返され、社会が変わることはありえ
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@3213
集まって、『○○反対』『□□総理はファシストだ!』とか言っときましょう。はい、オススメのデモグッズとデモスポットはこちらになりまーす!」  彼らは、もしかしたら、自分できちんと考えて反社会的活動をやっていると思っているかもしれない。社会の不正を正すために頑張っていると主張するかもしれない。だが、それは違う。すべては、記号消費社会(資本主義社会)の手の内。
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@3358
実際、大多数の人に最低限の衣食住を提供できる社会システムができ上がってしまった以上、僕たちはもう、今のこの社会を変える本気の動機なんてものは持ちようがない。しかも、その社会は、僕たちの興味を引くものを次々と提供してくれて、死ぬまでの時間を退屈させることなくいい感じに消費させてくれるの
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@3434
(昔)生活に必要なものを作りたい 仕事をする  しかし、今はこうである。 (今)とにかくお金をグルグル回したい 仕事を
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@3447
その仕事をすることにいっさいの喜びもなく、まさに『仕事だから』その仕事をやっているのであれば、どう自分をごまかそうと、それはあなたにとって「穴掘り(社会を維持するために強制的にやらされている『公共』の事業)」で
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@3462
社会は、僕たちに「死の延期」をプレゼントしてくれていると言える。しかし、一方でそのプレゼントがあまりに魅力的すぎるため、僕たちは社会に逆らえなくなってしまった。つまり、「死の延期(衣食住、医療、治安)」というプレゼント欲しさに、誰もが社会の奴隷となり、社会の継続に人生を費やすこと(労働のみじめさを甘受すること、やりたくもないことに貴重な時間を消費する
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@3584
科学と指数的成長によって獲得される余暇を賢明で快適で裕福な生活のためにどのように使えばよいのか、という問題に直面するであろ
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