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Author:橋爪大三郎

Title:はじめての構造主義 (講談社現代新書)

Date:水曜日 10月 10, 2018, 9 highlights

@455
日本人はふつう、世界が「山」や「水」や「ナイフ」や「犬」や……からできあがっている、と信じている。しかし、それは、日本語を使うからそう見える、ということにすぎないらしい。
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@458
世界のあり方は、言語と無関係でなく、どうしても言語に依存してしまうのである。
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@461
言葉が指すものは、世界のなかにある実物ではない。その言語が世界から勝手に切り取ったものである。
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@509
言語や記号のシステムのなかには、差異(の対立) しか存在しない、と言わなければならない。たとえば、日本語には「あいうえお」という母音の区別があるが、それらは互いに対立しあっているからこそ、「あいうえお」なのだ。「あ」がどういう音か説明しようとしても、「いうえお」でない、としか言えない。 消極的 に表現するしかない
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@528
言語の問題にとどまらないゾ、そのほかの文化現象、みな同じじゃないか、と直感したのだと思う。そこで、人類学──これは、人間の文化全般を扱う──に、言語学の方法論を大々的に導入することを図った。
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@905
こう考えるべきだろう。〝価値あるものだから交換される〟のではない。その反対に、〝交換されるから価値がある〟のである!
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@955
女性そのものの価値を、直接味わうことができるようだと、交換のシステム(つまり社会) が成り立たなくなる。だから、親族(すなわち、女性の交換システム) が成り立つためには、それが否定されなければならない。
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@1954
人間の思考は一直線に進歩していく、と考えるのがあまりにも単純であることの。もしかすると、人間の思考のレパートリーはあらかじめ決まっていて、それを入れかわり立ちかわり、並べ直しているだけなのかもしれない。歴史をしっている文明社会は、ただなにかのはずみで、それをストックしていっただけなのかもしれない。
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@1958
神話こそ、人間の思考のレパートリーの宝庫であろう、と
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